「海外FXのスプレッドとは?」
「海外FXでスプレッドが狭い業者は?」
「海外FXのスプレッドのメリットは?」
これらの疑問を解決したいあなたに今回は「海外FXのスプレッド」について解説します。
金融庁からの登録を受けていない海外FXに特有のメリット・デメリットも押さえていきましょう。
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海外FXのスプレッドとは?
まずは、海外FXのスプレッドについて解説していきます。
詳しく見ていきましょう。
通貨ペアの売値と買値の差のこと
スプレッドは、通貨ペアの売値と買値の差の値のことを指します。
例えば、買値が140.10、売値が140.00だったとしましょう。
その差である0.1がスプレッドです。
基本的に買値よりも売値のほうが安く設定されるため、スプレッドが取引コストになります。
つまり、レートがスプレッド幅以上に有利な状態でないと、利益が出せないということです。
- 予期しない震災
- 年末年始
- 経済指標の発表
時と場合によってはスプレッドの幅が変わります。
スプレッドは正確に把握する必要があります。
海外FX業者のスプレッドが広い理由
海外FX業者の利益は、取引手数料とスプレッドの上乗せで発生します。
- 国内FX:主な利益はトレーダーの損失
- 海外FX:主な利益はトレーダーの取引コスト
海外FXはトレーダーが利益を出しやすいシステムになっている分、取引コストが高めに設定されています。
海外FX業者よりも国内FX業者の方がスプレッドは狭いがスリッページになりやすい
スリッページ:注文した時の価格と約定時の価格の間に生じるズレ
項目 | 海外FX業者 | 国内FX業者 |
---|---|---|
主な取引方式 | NDD方式 (ノンディーリングデスク) | DD方式 (ディーリングデスク) |
取引への介入 | なし | あり |
取引の透明性 | 高い | 低い |
決済スピード | 早い | 遅い |
スプレッド | 広い | 狭い |
- NDD方式
FX業者が取引に関与せず、注文は直接市場へと流れる - DD方式
トレーダーの注文を一旦FX業者が受け付ける
海外FXの主流はNDD方式、国内FXの主流はDD方式。
DD方式は取引の透明性が低い点、決済スピードが遅めである点から、スリッページが発生しやすいです。
スリッページにより、計画通りの取引ができないことも。
迷ったらスプレッドが狭い業者を選ぶのがおすすめ
スプレッドが狭い業者を選べば、1回の取引で出せる利益を大きくできます。
利用する業者や通貨ペアによっても違いがあるため、比較して選ぶのがおすすめ。
スプレッド狭めの業者がおすすめ。
スプレッドを口座タイプ別に比較
ここからは、スプレッドを口座タイプ別に比較してみましょう。
自分に合う口座タイプを知りましょう。
STP口座:初心者におすすめ
STP口座は、注文が金融機関に流れ、自動的に処理される取引形態を指します。
スプレッドに手数料まで含まれていることが多いため、コスト管理がシンプルです。
ただし、変動スプレッドのため、場合によってはスプレッドが広がることもあります。
- 変動スプレッド(広がることもある)
- スムーズで迅速な取引
取引をシンプルに保ちたいのであれば、STP口座がおすすめです。
STP口座なら、スムーズかつシンプルです。
ECN口座:中上級者におすすめ
ECN口座は、注文が市場に流れ、他のトレーダーや金融機関とマッチングされる形態を指します。
業者が介入しないため、スプレッドが比較的狭めです。
取引注文のマッチング相手が多いため、約定力も高め。
スプレッドとは別に取引手数料が発生する点には注意が必要。
また、レバレッジが低め、最低入金額の設定が厳しめなことが多いです。
- スプレッド狭め
- 約定力高め
- コストはスプレッド+手数料
- レバレッジは低い
- 最低入金額は高め
用意できる資金が高めの人、約定力が最優先の人におすすめです。
ボーナスは対象外のことが多いです。
スプレッドに着目して海外FX業者を選ぶときのポイント
ここからは、スプレッドに着目して海外FX業者を選ぶときのポイントを紹介していきます。
各ポイントを意識して選びましょう。
自分のトレードスタイルに合ったスプレッドの口座タイプを選ぶ
自分にとって1番使いやすいと感じる口座タイプを選ぶのがおすすめ。
短期取引メインで利用する人は、取引回数が多くなるため特にスプレッドが重要です。
まだ取引スタイルが確立していない場合も、スプレッドの狭さを軸に選ぶとよいでしょう。
取引スタイルを想定して選びましょう。
取引する通貨ペアのスプレッドで選ぶ
銘柄が違うと、スプレッドも変わります。
評判が良いと言われる口座だったとしても、自分が取引する銘柄のスプレッドが低いとは言い切れません。
スプレッドで口座や業者を選ぶ際には、通貨ペアも詳細に調べておきましょう。
一般的に、マイナーな通貨ペアは、スプレッドが広めの傾向にあります。
通貨ペアごとのスプレッドを把握しましょう。
約定率の高さで選ぶ
約定率の高さは、取引を行う上で非常に重要です。
約定率:注文が意図したタイミングで成立する確率
約定率が低い業者には、約定拒否のリスクがあります。
約定率が高い業者を利用することで、自分の計画通りに取引を実行することができます。
予想外のトラブルを起こさないためにも、約定率のチェックは必須です。
約定率が高い業者なら、安定した取引が可能。
スプレッドが最狭格の海外FX業者
ここからは、スプレッドが最狭格の海外FX業者を紹介していきます。
各社の特徴を見ていきましょう。
XMTrading
日本を含む190以上の国で利用されているXMTrading!
世界中にユーザーがいる業者だから、安定した取引が見込めます。
2022年にはKIWAMI極口座がリリースされ、より勝率がアップしやすくなったという声もあります。
- スプレッドが圧倒的に狭い
- 注文成功率100%
- 最大1000倍のレバレッジ
口座タイプが豊富なXMTradingでは、自分に合った口座タイプを選ぶことが大切。
XMTradingは安定の人気を誇ります。
Vantage
Vantageは172か国で利用されていて、信頼度がある業者。
スプレッドが特に狭い口座が用意されていて、自分のレベルやスタイルに合った利用が可能です。
ボーナスも他の業者と比べても豪華な所も魅力的。
- スタンダードSTP口座
すべてのボーナスキャンペーンが対象。
合計1,000種類以上の商品を最大1,000倍のレバレッジでトレード可能。 - ECN口座
ボーナスキャンペーンの対象でありながら低スプレッドで取引できるのが特徴。 - プレミアム口座
業界最狭レベルのスプレッドと最大2,000倍のレバレッジでトレードできる口座タイプ。
※3,000ドル相当額以上(=約45万円以上)の入金が必要
口座開設ボーナスもあるので、ボーナスを活用しながら運用してみるのもおすすめです。
初心者には、スタンダードSTP口座がおすすめ。
Exness
Exnessはスプレッドの狭さに加えて、レバレッジ無制限という点が特徴です。
- スプレッドが狭い
- レバレッジ無制限
- ロスカット水準0%
レバレッジ:借り入れを利用することで、少ない資金で大きな取引を行うことができる仕組み
例)自己資金が1万円の場合の取引額
レバレッジ10倍:10万円
レバレッジ100倍:100万円
ただし、レバレッジが高いほど損失のリスクも大きいです。
低スプレッド口座が利用できるので、利益を最大化することが可能。
Exnessには、大きな利益を生むための環境が整っています。
デメリットとして、ボーナスがないという点があります。
大きな額の取引に向いています。
iFOREX
iFOREXは低スプレッド取引ができる信頼の業者。
初心者向けのサポートも高評価です。
- 低スプレッド
- 日本語サポート充実
- 往復手数料無料
- 初回入金ボーナスが豪華(最大100%)
- 大きなロットで取引が可能
日本語サポートや教育リソースが充実しているので、初心者におすすめ。
ただし、自動売買やスキャルピングは禁止。
スキャルピング:短期間に小さな価格変動を狙って迅速に売買を繰り返す取引手法
業者によっては、スキャルピングが禁止されている場合もあります。
取引ツールもiFOREX独自ツールを使用する必要があり、MT4やMT5は利用できません。
取引方法を工夫したい中級者以上には向かないでしょう。
取引に慣れていない人におすすめ。
AXIORY
AXIORYは、安全性が高く評価されています。
外部に情報が流れないよう、信託保全という方式を使います。
- 最狭水準のスプレッド(特にナノ口座・テラ口座)
- 約定率99.9%
- 信託保全による分別管理
- 取引データや約定率を公開
また、低スプレッドのためスキャルピングにもピッタリ。
スキャルピング:短期間に小さな価格変動を狙って迅速に売買を繰り返す取引手法
業者によっては、スキャルピングが禁止されている場合もあります。
スリッページがほぼないとの声も多く、安定した取引が目指せます。
安全性重視ならAXIORY。
BigBoss
「利用方法がわかりやすい」「入金方法が豊富」と高評価なBigBoss。
海外FXでありながら、国内銀行送金も可能です。
- レバレッジ最大2,222倍(※デラックス口座)
- 豊富な入金方法
- 仮想通貨取引も充実
- 日本語対応充実
- 教育リソース完備
- ボーナスキャンペーンが豪華
BigBossは、仮想通貨にも力を入れている業者の1つ。
仮想通貨の専用取引所も利用可能です。
ただし、スプレッドは他の業者と比べると広めの設定。
仮想通貨にも興味があるならBigBoss。
銘柄別に各海外FX業者のスプレッドを比較
ここからは、銘柄別に各海外FX業者のスプレッドを比較してみましょう。
ドル円
XMTrading | Vantage | Exness | iFOREX | AXIORY | BigBoss |
---|---|---|---|---|---|
STP口座 2.0pips ECN口座 0.9pips | STP口座 2.543pips ECN口座 0.99pips | STP口座 1.0pips ECN口座 0.7pips | STP口座 1.2pips ECN口座 1.2pips | STP口座 1.5pips ECN口座 0.1~0.5pips | STP口座 1.5pips ECN口座 1.1pips |
STP口座のスプレッドに注目すると、業者ごとの差が明らかに。
ExnessとiFOREXのスプレッドが特に狭いことが分かります。
誤差のように感じるかもしれませんが、取引量が増えると大きな差になります。
取引量が大きいほど、差が広がります。
ユーロドル
XMTrading | Vantage | Exness | iFOREX | AXIORY | BigBoss |
---|---|---|---|---|---|
STP口座 1.6pips ECN口座 0.8pips | STP口座 1.820pips ECN口座 0.72pips | STP口座 0.9pips ECN口座 0.6pips | STP口座 0.9pips ECN口座 0.9pips | STP口座 0.3pips ECN口座 0.2~0.9pips | STP口座 1.5pips ECN口座 1.4pips |
STP口座だとiFOREX、Exness、AXIORYが低スプレッド。
ECN口座ならXMTrading、Vantage、Exness、AXIORYでしょう。
STP口座とECN口座のどちらでも低スプレッドなのは、AXIORYという結果に。
AXIORYはユーロドルに強いことがわかります。
ゴールド
XMTrading | Vantage | Exness | iFOREX | AXIORY | BigBoss |
---|---|---|---|---|---|
STP口座 2.7pips ECN口座 1.4pips | STP口座 2.3pips ECN口座 0.8pips | STP口座 20.0pips ECN口座 0pips | STP口座 60.0pips ECN口座 60.0pips | STP口座 8.5pips ECN口座 6.5pips | STP口座 2.2pips ECN口座 × |
BigBossのSTP口座、またはExnessのECN口座が低スプレッド。
注意点として、Exness・ECN口座の場合、1ロットに対して往復11ドルの手数料がかかります。
ゴールドのスプレッドはふり幅が広いので、しっかり調べてから業者を選びましょう。
ゴールドは相場変動も大きめです。
海外FXのスプレッドに関する注意点
ここからは、海外FXのスプレッドに関する注意点を紹介していきます。
リスクを避けるために注目。
海外FX業者のほとんどは変動スプレッドである
海外FXは、基本的に変動スプレッド。
スプレッド値を紹介していたとしても、常にそのスプレッドで取引ができるわけではありません。
為替の状況によってスプレッドも変動するため、常に変動コストを考慮する必要があります。
スプレッド値だけで業者を決めてしまうと、実際の取引でスプレッドが広がる可能性も。
サイトで公表しているものとリアルタイムスプレッドが異なる場合がある
スプレッド0.0pips~と書いてあっても、リアルタイムの数字ではありません。
海外FXは新規ユーザーを獲得する方法として、スプレッドの狭さをアピールしがち。
低スプレッドの銘柄のみを公表しているパターンもあります。
実際にトレードするか、ユーザー評価を参考にするとよいでしょう。
海外FXのスプレッドは変動します。
スプレッドの値のみで海外FX業者を選んではいけない
スプレッド以外にも、確認すべき特徴はいくつかあります。
- 金融ライセンスの有無
- 運営実績、ユーザー数は十分か
- 安全な管理体制が整っているか
- ゼロカットシステムを採用しているか
- スキャルピングや自動売買が可能か
- 日本語で問い合わせができるか
- 約定力が高いか
- レバレッジの設定
- ボーナスキャンペーン
特に、スキャルピングや自動売買を活用したい場合、業者ごとに利用規約を確認する必要があります。
また、計画通りの取引を実行するために、約定力の高さも非常に重要なポイントです。
特に重視する条件を決めておきましょう。
海外FXのスプレッドに関するよくある質問
ここからは、海外FXのスプレッドについてよくある質問に回答していきます。
海外FXのスプレッドとは?
売値と買値の差額のことを指します。
スプレッドの数値が多いほどコストが多くかかるので、数値は低い方が利益率がアップします。
海外FXのスプレッド幅はなぜ広がるのですか?
相場の変動や、取引参加者の減少による流動性の低下が主な原因です。
- 早朝や年末年始など、取引参加者が少ないタイミング
- 経済指標の発表前後
- 戦争、テロのような世界規模のニュースが出たとき
海外FXのスプレッドが高い時間帯はいつですか?
早朝や深夜にスプレッドが高くなります。
取引ユーザーが減少する時間帯は、比較的スプレッドが広がりやすくなります。
まとめ
この記事では、海外FXのスプレッドについて解説してきました。
- 売値と買値の差額をスプレッドと言う
- スプレッドが広いと利益を出しにくくなる
- 海外FXのスプレッドは広め
- スプレッドの狭さと約定率の高さで業者を選ぶのがおすすめ
- スプレッド以外の業者ごとの特徴も押さえておく
取引コストを把握するためにも、スプレッドは重要な情報です。
スプレッドの数値や約定率などを見ながら、使いやすい業者を見つけましょう。
アンケート調査へのご協力のお願い
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